Pilates Motion Atlas
メニュー
PROTOTYPEプロトタイプ版:CoconeRu. Move監修のもと制作中の教材を無料公開しています(各教材は順次確認中)。

ストレッチの仕組みと選び方|静的・動的・PNF・神経の滑走

ストレッチで何が伸び、何が変わるのかを、筋肉・腱・神経の見方で整理。静的・動的・PNF・神経の滑走の違い、時間と回数の目安、やさしくする・深める方法の選び方を3D教材と一緒に確認します。

CoconeRu. Moveの監修のもと制作中の無料試作版です(各教材は順次確認中)。診断、治療、個別の運動処方を行うものではありません。動きの観察と、指導者に確認したいことの整理にお使いください。

ストレッチで何が伸びている?

関節を動かすと、その関節をまたぐ筋肉と腱、関節のまわりの組織、そして神経の通り道が長くなったり短くなったりします。ストレッチでは、ある関節を動かせる範囲(可動域)の端に近い位置で、そうした組織に穏やかな張りを感じます。

ストレッチの直後に動かせる範囲が広がる理由には、筋肉や腱のこわばりが一時的に下がることに加えて、伸びる感覚に慣れること(伸張への耐性)も関わると考えられています。この教材の3Dは関節の角度と姿勢を示すもので、筋肉の長さや張力を測定したものではありません。

静的・動的・PNF・神経の滑走の違い

静的ストレッチは、伸びを感じる位置で止めて保つ方法です。動的ストレッチは、止めずに動きながら、少しずつ範囲を広げる方法です。PNFストレッチは、伸ばした位置で弱い力で押し返してから脱力し、範囲を広げる方法で、この教材ではトレーナーの介助で行う形を扱っています。

神経の滑走(ニューラルモビライゼーション)は、筋肉を「伸ばす」ものではありません。神経は関節の動きに合わせて通り道の中を動くため、一方の端を長くするときに反対の端を短くして、神経を小さく「滑らせる」ように動かします。

いつ、どのストレッチを使う?

運動の直前に長く止めて伸ばすと、直後の筋力や跳躍などの成績がわずかに下がる場合があると報告されています。一方で、動的ストレッチは運動の前の準備に使われることが多い方法です。運動の前には動的ストレッチ、運動のあとや寝る前など落ち着いた時間には静的ストレッチ、という使い分けが一つの考え方です。

ただし、短い時間の静的ストレッチを準備運動の一部に入れる方法もあり、目的や競技によって考え方は異なります。レッスンや指導者の方針がある場合は、そちらを優先してください。

時間と回数の目安

アメリカスポーツ医学会(ACSM)の健康な成人向けの指針では、柔軟性の運動は、張りやわずかな不快感を感じる位置で10〜30秒ほど保つこと、1つの運動で合計60秒ほどになるよう2〜4回繰り返すこと、週に2〜3日以上行うことが目安として示されています。

3D教材の再生時間は、動きを観察するための長さで、保持する秒数の指示ではありません。数字は目安であり、その日の体調に合わせて短くしたり、休んだりしてかまいません。

やさしくする・深めるの選び方

ホーム向けの各レッスンには「やさしくする」と「もう一段深める」の方法を載せています。体がかたいと感じる日や初めての動きは「やさしくする」から始め、呼吸を止めずに楽に保てるようになったら、痛みのない範囲で「もう一段深める」を試します。

深めることは目標ではありません。左右で動かせる範囲が違うのはよくあることなので、反対側に合わせて無理に広げる必要はありません。

注意したいこと

鋭い痛み、しびれ、ピリピリした感覚、めまい、息苦しさが出たら中止してください。神経の滑走では、動かしたあとに感覚の変化が残る場合も中止します。治療中、手術後、妊娠中の方は、先に担当の医療専門職に確認してください。

この教材は、動きを理解し、習ったことを復習するためのものです。診断や治療の代わりにはなりません。

参考資料と説明の範囲

説明や相談の目安を作る際に参照した資料です。資料の発行元が当サイトの種目選定・モデルを監修または推奨したことを意味しません。 教材の編集方針と監修状況