座って脚の後ろ側の神経を滑らせる
セルフストレッチの動作解説・椅子座位
坐骨神経の通り道(脚の後ろ側)を、痛みのない範囲で小さく動かす神経の滑走の練習です。

どこを動かす種目?
座って脚の後ろ側の神経を滑らせるの対象は「坐骨神経の通り道(脚の後ろ側)」です。椅子座位の姿勢で行います。
スタートポジション
椅子に浅めに座り、背すじを伸ばします。両手を太ももに置き、右脚は膝を曲げて足を床から少し浮かせます。
動作の流れ
- 01姿勢を整える
背すじを伸ばし、あごを軽く引きます。
- 02小さく動かす
膝を少し伸ばしながら顔を上げ、膝を曲げながら顔を下ろします。どちらも楽にできる範囲で行います。
- 03範囲を少し広げる
引っぱられる感じが強くならない範囲で、膝の伸ばし方を少しだけ大きくします。
- 04小さくして止める
動きを小さくしていき、膝を曲げた姿勢で止めます。
3D教材では、それぞれの段階で一時停止し、横・上・足側から体の位置を確認できます。
自分で確認すること
膝を伸ばすときに顔が上がっているか(膝と頭を同時に伸ばす方向へ動かしていないか)、腰が丸まっていないかを確認します。
やり方を調整する
やさしくする:膝を伸ばす量を小さくし、頭の動きもうなずく程度にします。
もう一段深める:感覚が変わらない範囲で、膝を伸ばすときに足首もすね側へ少し曲げます。
注意
鋭い痛み、しびれ、めまい、息苦しさ、不安があれば中止してください。治療中、手術後、妊娠中などは担当の医療専門職に確認してください。神経の動きは「伸ばす」のではなく「滑らせる」つもりで、小さく動かします。しびれやピリピリした感覚、痛みが出たり、動かしたあとに残ったりする場合は中止してください。しびれや痛みで治療中の方は、先に担当の医療専門職に確認してください。
参考資料・確認範囲
Basson A ほか. The Effectiveness of Neural Mobilization for Neuromusculoskeletal Conditions: A Systematic Review and Meta-analysis. J Orthop Sports Phys Ther. 2017 ↗
神経の滑走を促す動き(ニューラルモビライゼーション)の研究をまとめた総説。関節を組み合わせて神経の通り道を少しずつ動かす方法の考え方。