片膝抱えの介助
補助ストレッチの動作解説・仰向け
大殿筋・股関節屈曲を対象に、接触・固定・代償を分けて観察する介助ストレッチです。

どこを伸ばす種目?
片膝抱えの介助の対象は「大殿筋・股関節屈曲」です。仰向けの姿勢で行います。
スタートポジション
お客様は仰向けで、反対の脚を伸ばします。トレーナーは対象脚の横に立ち、膝の前面と下腿の後面に手を置きます。
動作の流れ
- 01脚を支える
膝と股関節を曲げ、脚の重さを両手で受けます。
- 02胸へ近づける
膝の前面から、同じ側の胸のほうへゆっくり押します。
- 03反応を確認する
お尻の伸びと、股関節の付け根の詰まり感を確認します。
- 04脚を戻す
支えたまま脚を開始位置へ戻します。
3D教材では、それぞれの段階で一時停止し、横・上・足側から体の位置を確認できます。
トレーナーが確認すること
反対の脚が浮いていないか、骨盤が大きく丸まっていないかを確認します。
専門指導情報
トレーナーの位置
お客様の左側(3Dの対象側)に立ち、足を前後に開いて台の高さに合わせます。腕の力だけで支えず、体重移動で動かします。
接触と支持
膝の前面を手のひらで押し、もう一方の手で下腿の後面を下から支えます。
固定
伸ばしている脚は台に預けます。浮く場合は範囲を小さくします。
代償動作
反対脚の浮き、骨盤の後傾、股関節前面の詰まり。
負担を減らす方法
動かす範囲を小さくし、脚や腕の重さをクッションや台へ預けます。痛みのない開始姿勢の確認まで戻します。
声かけと同意
触れる位置と動かす方向を先に伝え、「痛みや不安があれば、すぐに教えてください」と声をかけます。触れる前と動かす前に同意を確認します。
中止基準
鋭い痛み、しびれ、脱力、関節の詰まり感、めまい、息苦しさ、不安、または中止の意思表示があれば、直ちに開始位置へ戻します。
参考資料には医療・介助者向けのものを含みます。この3Dは店舗での手順として最終監修前のため、実技指導に代わるものではありません。未経験の手技を3Dだけで実施しないでください。
注意
資格と契約の範囲、店舗の手順に従い、開始前に既往歴、服薬、痛みの有無を確認してください。診断や治療の代わりではありません。未経験の手技を3Dだけで実施しないでください。
参考資料・確認範囲
Worcestershire Acute Hospitals NHS — Stretching Exercises with Assistance ↗
介助者向け。肩の挙上と外転、肘と手首、両膝抱え、膝倒し、内もも、横向きの股関節前面、太もも前面、もも裏、足首を支える位置と動かし方。
AAOS OrthoInfo — Hip Conditioning Program ↗
壁の横で脚を交差して腰の外側を伸ばす動き、膝を胸へ近づける動き(片脚・両脚)、仰向けのもも裏(手が届かなければタオルを使う)。