Pilates Motion Atlas
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PROTOTYPEプロトタイプ版:CoconeRu. Move監修のもと制作中の教材を無料公開しています(各教材は順次確認中)。

梨状筋方向のPNF

PNFストレッチの動作解説・仰向け

深層外旋筋群を対象に、押し返しと脱力を組み合わせるPNFストレッチです。

梨状筋方向のPNFの動作の一場面を示す3D模式図
教材の動作から選んだ一場面です。開始姿勢から戻るまでの流れは3Dで確認できます。

どこを伸ばす種目?

梨状筋方向のPNFの対象は「深層外旋筋群」です。仰向けの姿勢で行います。

スタートポジション

お客様は仰向けで、左の股関節と膝を曲げ、足部をやや内側へ向けます。トレーナーは膝の外側と足首に手を置きます。

動作の流れ

  1. 01伸びの手前まで動かす

    膝を反対の肩のほうへ寄せ、痛みのない伸びの手前で止めます。

  2. 02押し返して止める

    お客様は膝を外へ押し返すように、弱い力で押し返します。トレーナーは動かないように受け、約6秒保ちます。息は止めません。

  3. 03力を抜く

    お客様に力を抜いてもらい、完全に脱力したことを確かめます。

  4. 04新しい範囲へ動かす

    反動を使わず、伸びを感じる新しい位置までトレーナーが小さく動かします。

  5. 05開始位置へ戻す

    支えたまま開始位置へ戻し、感覚と症状を確認します。

3D教材では、それぞれの段階で一時停止し、横・上・足側から体の位置を確認できます。

PNFの方法

ホールド・リラックス

伸ばした位置でお客様が弱い力で押し返し、トレーナーは動かないように受けます。脱力のあとに範囲を広げます。

コントラクト・リラックス

お客様が押し返し、トレーナーは抵抗をかけながら開始位置の方向へ少し戻るのを許します。脱力のあとに範囲を広げます。

反対側の筋を使う方法

押し返しと脱力のあと、お客様が伸ばす方向へ自分の力で動かし、トレーナーが補助します。

3Dの矢印は、オレンジがお客様の押す・動かす向き、青がトレーナーの受ける向きです。PNFの方法の名称は資料によって定義が異なります。ここでは3Dの動きで区別しています。押し返す力は弱くてかまいません。収縮は3〜10秒(6秒が多い)とする報告があります。3Dの秒数は処方ではありません。

トレーナーが確認すること

骨盤が浮いていないか、膝にねじりが加わっていないかを確認します。

専門指導情報

トレーナーの位置

お客様の左側(3Dの対象側)に立ち、足を前後に開いて台の高さに合わせます。腕の力だけで支えず、体重移動で動かします。

接触と支持

膝の外側と足首の前面に手を置きます。

固定

反対の脚は伸ばして台に預けます。

代償動作

骨盤の浮き、股関節前面の詰まり、息こらえ。

負担を減らす方法

動かす範囲を小さくし、脚や腕の重さをクッションや台へ預けます。痛みのない開始姿勢の確認まで戻します。

声かけと同意

触れる位置と動かす方向を先に伝え、「痛みや不安があれば、すぐに教えてください」と声をかけます。触れる前と動かす前に同意を確認します。

中止基準

鋭い痛み、しびれ、脱力、関節の詰まり感、めまい、息苦しさ、不安、または中止の意思表示があれば、直ちに開始位置へ戻します。

参考資料には医療・介助者向けのものを含みます。この3Dは店舗での手順として最終監修前のため、実技指導に代わるものではありません。未経験の手技を3Dだけで実施しないでください。

注意

資格と契約の範囲、店舗の手順に従い、開始前に既往歴、服薬、痛みの有無を確認してください。診断や治療の代わりではありません。未経験の手技を3Dだけで実施しないでください。PNFは筋の収縮を伴います。高血圧、心疾患、妊娠中、手術後などは実施前に医療専門職の確認を得てください。押し返す間も息を止めないように声をかけます。

参考資料・確認範囲

Hindle KB ほか. Proprioceptive Neuromuscular Facilitation (PNF): Its Mechanisms and Effects on Range of Motion and Muscular Function. J Hum Kinet. 2012 ↗
PNFの方法(収縮のあとに伸ばす方法、反対側の筋の収縮を加える方法)、収縮時間(3〜10秒、6秒が多い)、収縮の強さ(最大の20%や60%でも100%と同程度の効果という報告)をまとめた総説。

この種目は、上の資料にある同じ部位の方法をもとに、本サイトで手順を組み立てています。監修での確認前です。

このページの表現について

動作の代表例を紹介しています。3Dは模式モデルで、個別の適応判断や運動処方、診断を示すものではありません。痛みや違和感がある場合は中止してください。

参考資料・監修と改訂の方針